肩こり

「あなたは肩がこるほうですか?」

肩こりは誰もが1度は経験したことがあると思います。

たぶん、パソコンで作業をする人やスマホなどをよく見る人は、肩こりで困っているという人もいるでしょうね。

肩こりは、ありふれた症状なので甘く見てしまいがちですが、場合によってはひどい痛みで、日常生活さえもまともにできないこともあります。

今回は、肩こりの痛みを解消するための予防と治療について、お伝えします。

肩こりで悩んでいる人はどれぐらいいるのか?

2013年の厚生労働省の「国民生活基礎調査における世帯員の健康状況」によると、

よく感じる痛みのベスト3は以下のようになっています。

男性 女性
腰痛 肩こり
肩こり 腰痛
鼻水、鼻づまり 手足の関節痛

これを見るとわかるように、肩こりは男女共に日常的によく感じる痛みとなっています。

特に女性は肩こりが日頃からよく感じる痛みの1位となっています。

肩こりとは何か?

肩こりは誰もが知っていますが、実際に言葉で説明することができる人はほとんどいません。

肩こりとは、肩にある僧帽筋が疲労して違和感や痛みが生じる症状のことです。

*僧帽筋は、人の背中の一番表層にあり、首の付け根から両肩、そして背中の一部にまで広がっている大きな筋肉です。

肩こりが起きる原因とは?

肩こりの原因はいろいろあります。

一般的なものは、日常生活が原因で生じる肩こりです。

例えば、パソコンしたり、スマホを見たり、テレビゲームをやったりすることで肩がこる場合は、日常生活が原因で起きる肩こりです。

それ以外では、五十肩、腱板断裂、変形性関節症などによる肩関節が原因となる肩こりや、神経が原因となる肩こりがあります。

肩こりはどうやって予防をすればいいの?

肩こりは日常生活の中で予防をすることで起きにくくなります。

肩こりの予防に効果がある方法は以下となります。

(1)肩や背中の筋トレ⇒肩の筋肉が鍛えられ筋肉がほぐれる
(2)肩や背中のストレッチ⇒肩の筋肉が伸びて筋肉がほぐれる
(3)正しい姿勢の維持⇒姿勢がよいと肩や首への負担が軽くなる
(4)同じ姿勢を続けない⇒同じ姿勢をしないことで筋肉が縮まず固まらない

肩こりの治療はどうすればいい?

肩こりの治療方法は、どのような原因の肩こりかによって変わります。

(1)日常生活の肩こりの場合

・正しい姿勢を保つ
・運動をする

正しい姿勢は肩こりの予防だけでなく、肩こりの改善にも効果があります。また、肩周りの運動をすることで、肩の血行が改善してこりをほぐす効果があります。

肩こりの痛みの元である僧帽筋を伸ばすことが大事になります。そして、肩甲骨を動かすことで、僧帽筋などの肩周りの筋肉を伸ばし血流が改善して肩こりがよくなります。

(2)肩関節のトラブルの場合

・五十肩⇒最初は運動を控えて薬物療法を行い、炎症が治まったら運動療法を行う。
・腱板断裂⇒痛みを抑える薬物療法を行い、その後、腱板の筋力をアップするため運動療法行う。ただし効果がなければ手術をする。

(3)神経が原因となる肩こりの場合

・神経麻痺⇒薬物療法を行い、その後、麻痺していない筋肉を鍛える運動療法を行う。

麻痺していない筋肉を鍛えることで、麻痺している筋肉の筋力を補うことが可能となります。

肩こりのならないための秘訣とは?

肩こりといっても原因はいろいろあります。

最も多い肩こりは、日常で起こる肩こりと歳をとって生じる肩こりです。

まず、日常で生じる肩こりは、生活習慣の改善によって予防や治療が可能です。

一言で言えば、「正しい姿勢と適切な運動の継続」です。これが予防と治療に最も効果があります。

逆に言えば、これができていないから肩がこってしまうということです。

五十肩など歳をとって生じる肩関節の痛みについてですが、肩に限らず関節は消耗品です。

そのため、肩を使い過ぎてしまうことでも肩の摩耗が進み肩の痛みにつながる恐れがあります。ですので、肩の使い過ぎに注意することが大事です。

また、筋肉の元となるのは栄養です。特にタンパク質を十分に摂取して、運動をしっかり行い筋肉量を十分に保つことが必要です。

まとめ

肩こりに悩まされている人も多いと思いますが、もし完全に治したいならまず、自分の肩こりの原因を知り、それに応じて治療をすることがベストです。

たかが肩こりと思わないで、ちゃんと治しておくといいでしょうね。

日常の肩こりであれば、個人的に効果があると思うのは、運動の他にはお風呂とストレッチです。

温かめのお風呂に入ることで、肩周りだけでなく全身の血行がよくなり筋肉がほぐれます。あとは、お風呂上がりにストレッチをして、すぐに寝るようにします。

ひどい肩こりでなければ、これだけでもだいぶ肩が楽になります。

慢性的な肩こりの場合は、やはり運動などを続けながら、正しい姿勢を心がけることが重要です。

若い時には、あまり意識しなくても大丈夫ですが、歳をとってくると運動不足や悪い姿勢はすぐに肩こりや腰痛の引き金になりますから、注意してください。

参考 NHK今日の健康
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2016/07/0705.html